何を時代錯誤なタイトルを…と思われる方もいるでしょう。
これからは【自動運転】の時代だろ?と。
まったくもってその通りです。
おそらく数十年後には自動車を【運転】する人は極端に減るでしょう。
職業ドライバーも、管理やオペレーションに仕事が移り変わっていくと思います。
だからこそTORIOTTOは思うのです。
【自動車の運転は趣味の世界になるだろう。】と。
高級マニュアルスポーツカー?なんかと自動運転の車の二極化になるんじゃないかなと。
例えば電動自転車が普及すると同時にスポーツサイクルが流行った様に。
もっと簡単に言えば【釣り】みたいな趣味になるんじゃないかと思います。
魚、釣らなくても食べられるでしょ?
ほとんどの人にとって漁をする必要は無くなったのです。
それでも釣り人はいます。
今や釣りは完全に趣味です。
釣り人はめちゃくちゃハイテク化されている訳でも無く、太公望よろしく昔ながらの姿で今も釣糸を垂れています。
そこに遊びがあるからです。
つまり自動車の運転は【必要な物】から【楽しみ】に変わっていくんじゃないかと思います。
TORIOTTOよりも更に上の世代の方には、より御理解いただけるかと思います。
誰もが自家用車を運転できた訳じゃ無かったあの頃の様に…ある意味マイカーと言う文化が一部先祖返りするのではないかなと思います。
一昔前はドライビングが趣味と言う人も結構いました。
自動運転の車は、言わば新世代の運転手付きの車。
そしてもう一つは運転と言うアナログな遊び用の車と…。
まあそこまで未来の話じゃなくても、スーパーが入店制限をするなんて話も出始めて、車で買い物行く事も増えるでしょう。
こんな御時世になったので、以前より電車を使わず車に乗るようになったと、私の周りでもチラホラ聞いたりもします。
カーシェアやリースで、とりあえず間に合わせる人もいるでしょう。
普段運転してなかった人が、慣れない車に乗る機会が増えてます。
リスクは確実に増しています。
そこで今回はTORIOTTOが一つだけ、皆さんに運転のコツをお教えしましょう。
TORIOTTOは仕事柄かなりの距離を運転します。
最低一日120キロ、多くて180キロくらいは運転するでしょうか。トラックにも軽自動車にも乗りますし、プライベートでは普通車にも乗ります。
そこで培ったすぐに実行出来る物凄く簡単な極意を、特に運転が苦手な人が一番の鬼門とする【車庫入れ・駐車】に役立つコツを紹介します。
聞いたらなんだそんな事かー。と思われるでしょう。
しかし、びっくりするくらい出来てない人、やってない人が多い事です。
勿体ぶって何を言うかと思うでしょう?
【サイドミラーを合わせる】事です。
はあ?!と思われるでしょうが、本当に出来てない人が多いです。
適当に合わせて殆ど見ない人が多いです。
あと、よく勘違いしている人が多いのはより遠く、広く見える様に調整している人が居ます。
はっきり言います。【間違いです。】
サイドミラーで具体的に何を見るか?
【自車の後輪です。】
もうちょっと言えば自分の車の後ろの角です。
こんな感じに車体が1/3くらい映るくらいにミラーを合わせて、さらに下に向けます。
ミラー、上過ぎる人が多いです。遠くを見たいのでしょうか。
これくらいでも左右の後方視界は充分あります。
コツはこれだけです。
後ろ遠方の確認はセンターミラーで充分です。
むしろサイドミラーだけでも、よっぽど無茶しなければ確認できます。
二車線ぶっちぎって一気に車線変更する人なんかはミラー以前の問題です。
大人しく自動運転を待ちましょう。
これくらいだと自分の車体側面と、後輪と、車線や駐車場のラインがちゃんと見えますし、駐車する時に左右から来る子供やペットも見えます。
駐車場でバックする時ですが、助手席の背もたれに手をやって、振り向いて後ろの窓から確認する人いるでしょう?
自動車の運転で【カッコイイ】と言われるポーズのアレです。
あれ、やっちゃ駄目です。
死角多過ぎますし…バックモニターはまだマシですが、左右から来る人は、直前までほとんど見逃してしまいます。
見るなら最後の最後、ギリギリに寄せる時だけでいいです。
トラックの運転手、特に後ろが箱になっていて全く見えない場合でも皆、普通に停めているでしょう?
バックモニターも見ますが、基本的にサイドミラーで確認しています。
今でもバックモニターが無いトラックだってざらにあります。
でも問題ありません。
これから停める場所が、何も問題が無いか?の確認は、バックする姿勢を作る時にすでに確認してます。
更に左右のミラーを交互に見て、誰も割り込んで来ないか確認しながら、ゆっくりバックします。
この時に駐車スペースのラインの内側に自車の後輪や側面がちゃんと入っているかも同時に見れます。
これをやるだけで、びっくりするくらい車庫入れが上手くなりますよ?
車庫入れ以外にも、本人は普通に走っているつもりでも車線見えて無いんじゃないの?って言う様な運転をしている人や、カーブで車線や縁石踏んでしまう人もいます。
狭い道のすれ違いや、車輪を側溝に寄せるのが怖い人。若しくは側溝に落としちゃう様な人。
これらはサイドミラーのセッティングが悪いか、確認が出来ていない人です。
サイドミラーの確認がもうすでに出来ている人や、運転の上手い人には当たり前の事なんですが、どんなに上手い人が気をつけていても起きるのが事故です。
もちろん、これをやったら絶対大丈夫と言うものではありません。
それでも、サイドの確認はやはりめちゃくちゃ重要です。
何となく適当に〜ではなく、意識して運転すれば、あなたの運転レベルは格段に上がる事でしょう。